初心者向け自己啓発書6選!

2月も中盤、2か月後には新年度が始まりますねー。
新しい後輩が出来る後輩に本とか勧める時期なんだろうかとか思い、ここ3年で読んだ自己啓発書とか振り返ってみた。

自己啓発書って、扱いがかなり難しいんですよね。ネガティブな思考の人間や、やる気はないけど、何となく「変わりたい」と願って止まない人が読んで慰められる書物というイメージがあるから。思考停止を招くようなものとして見られている気もします。

自己啓発にハマる人間は、笑えるぐらい搾取しやすい
この記事がわかりやすい。「搾取」とか、「盲信」とか、カルト宗教みたいな単語が並ぶ。

確かに、「自己啓発」は、大部分が精神的なものなので、カルト宗教のようだという印象は間違ってはいないのですが、その分可能性もはらんでいるものだと思うので、まったく触れないっていうのももったいないと思うんですよね。

自己啓発書というのは、「自分の嗜好」や「理想の人生」を考え直すのに、ピッタリなものなんです。そもそも、ビジネス書とノウハウ本と自己啓発書って、近似していてわかりづらいんですよねー。なので、ビジネス書とかノウハウ本も含めて、「自己啓発」として有効的に使っていこうっていうのが、今回の記事の目的。


 「自分が何が好きで、何が嫌いなのかわからない人」
 「自分の言動に自信がない人」
 「大したことない自分に悩んでしまう人」
 「頭がいい人に気圧されてしまう人」
まずは、上記のような人へ向けた初級編から。

初級編①「ごちゃごちゃ考える前に、身体を動かす!」

「心が変われば行動が変わる 行動が変われば習慣が変わる 習慣が変われば人格が変わる 人格が変われば運命が変わる」
なんて言葉がありますが、「心を変える」って難しいんですよね。なので、「行動を変える」「習慣を変える」というところからやってみようというわけです。
以下の本は、本来「自己啓発書」としては紹介されていないのですが、今回は「自己啓発の前段階」として挙げてみることにします。

『あなたを天才にするスマートノート』

あなたを天才にするスマートノート

あなたを天才にするスマートノート

あなたを天才にするスマートノート実践ポイントまとめ - NAVER まとめ
スマートノートの原形。 | ノート書きます、フミですから。
【MYノート術4】実践!スマートノート【基礎編】 | ルッカ*ルシカ ブログ

岡田斗司夫といえば、アニメオタクにとっては、ガイナックスの設立者。「レコーディングダイエット」でも一時期話題になりましたね。最近では、「FREEex」を立ち上げて、様々な本を執筆しています。
今回は、その内の一冊を紹介。読んだ時は、「ツイッターで似たようなことをやってた…!」と驚きました。無理なくメモをとる習慣をつけよう」という内容の本なんですね。初めは、1行日記からはじめて、最後はノートを見せて人に話せるところまで持っていく。
初めは、書けることがないなら、朝ごはんにパン食べたーとか、それぐらいでいい。だんだんと書くことが増えてきて、思考回路が早くなっていったり、知的欲求が湧くようになるというものです。
岡田さんは、10年以上かけて作り上げたノート術だそうなのですが、実はツイッターでも応用可能です。本の中では、「日常的なことをいきなり書いても誰も読まずモチベーションが上がらないので、いきなりブログに書き出すのはオススメしない」ということを書かれていたのですが、ツイッターであれば日常的なことをつぶやいても、大丈夫です。ツイッターって、読まれること、読まれないこと両方を前提としているSNSですし、リプライはコメントよりも気軽にしてもらえるものなので、むしろモチベーションは上がりやすい気がします。

人生がときめく片づけの魔法

人生がときめく片づけの魔法

人生がときめく片づけの魔法

人生がときめく片づけの魔法を実践☆ビフォー・アフター - NAVER まとめ
[まとめ] こんまりさんの片付け法実践してみた | ゼロワン日記。~片づけで部屋も人生も快適に~

こちらも実戦形式の自己啓発書。一時期話題になりました、こんまり先生が送る片づけ術です。

片付けのコツは、「一気に、短期に、完璧に。」そして、「まずは、『捨てる』を終わらせる。」これが私の結論です。
P.54『人生がときめく片づけの魔法』

なぜ、片づけが自己啓発に繋がるのか。これは、本書にも書かれていることなのですが、「ときめく、ときめかない」と持っている服や物を短期間で何十回も仕訳をするので、自然と「心のものさし」が出来上がるんですね。

片づけを真剣にしていると、瞑想状態とはいかないまでも、自分と静かに向き合う感覚になっていくことがあります。自分の持ちモノに対して、一つひとつときめくか、どう感じるか、ていねいに向き合っていく作業は、まさにモノを通しての自分との対話だからです。
P.83『人生がときめく片づけの魔法』

そうして、「自分との対話」を経て、片付いた部屋は、自分の理想の生活を送るための身の丈にあった部屋なんだそうです。こんまり先生の片付け術は、心を変えるひとつのきっかけになるのではないかと思います。とはいえ、私はまだ「完璧に」したことはないのですが(笑)
ただ、こんな感じで、服なんかは積み上げていました。
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これをしたあとは、服は3分の1、本は半分ぐらいになりましたね。あの後、自分が本当に好きな服しか買わなくなりました。(本は、冒険すると決めているので、色々買う)



初級編②「わかりやすくて、取り入れやすいものを!」

  

自分の小さな「箱」から脱出する方法

自分の小さな「箱」から脱出する方法

自分の小さな「箱」から脱出する方法

  • 作者: アービンジャーインスティチュート,金森重樹,冨永星
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2006/10/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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10分で読める 自分の「箱」脱出10ステップ まとめ | No Second Life
【書評】自分の小さな「箱」から脱出する方法 | 女子勉

かなり有名な本だと思います。「自分の態度が、周りに反映することに気づきましょう」という意味では、『鏡の法則』が近いのかな。『鏡の法則』の方は、家庭問題なんかを感傷的に扱ってたと思うけど、こちらは、「新しい職場に馴染めない管理職へのカウンセリング」という形式で進んでいくので、わりとドライ。とはいえ、情感と理論どちらも含めて、「あなたは「箱」の中に入っていて、相手を「モノ」のように扱っているのです」ということを伝えてくれるので、かなりオススメ。

ユダヤ人大富豪の教え コミック版

ユダヤ人大富豪の教え コミック版〈1〉―アメリカ旅立ち篇 (だいわ文庫)

ユダヤ人大富豪の教え コミック版〈1〉―アメリカ旅立ち篇 (だいわ文庫)

ユダヤ人大富豪の教え コミック版〈1〉―アメリカ旅立ち篇 (だいわ文庫)

ユダヤ人大富豪の教え コミック版〈1〉―アメリカ旅立ち篇 (だいわ文庫)

こちらは、以前人に教えてもらったもの。読みやすいのですが、成功する人生のエッセンスがかなり濃く詰まっています。
特に、「ギフト」の考え方はすごく好きで、読んで以来、人になるべく本をオススメするようにしています。(この記事を書いてるのも、その一環だったりする)
2巻分なので、とりあえず読んでみることをオススメします。

引き寄せの法則

引き寄せの法則 (講談社文庫)

引き寄せの法則 (講談社文庫)

効果がすごいと話題の「引き寄せの法則」を今さら解説してみる| らふらく^^
引き寄せろ未来! 夢をかなえる7つの方法【引き寄せの法則】 - NAVER まとめ
引き寄せの法則で、望む未来を手に入れる7つの方法 | ザ・チェンジ

もし、上記の本を読んで(もしくは実践して)、「無意識に願ったことの重要性」に気づいたら、この本をぜひ。無意識の扱い方や感情がどのように行動に影響をおよぼすのかなどが書かれています。似たようなものだと、『マーフィーの法則』や『ザ・シークレット』なども有名ですね。

引き寄せの法則ヤバすぎだろwww効果ハンパねぇぞ : 稲妻速報
このまとめを見てもわかりますが、扱いづらいというか、「実際にある」ということを証明しづらい、説明しづらいのもまた事実。
間違った方向に使ってしまうこともあるので、「ピンと来る人」や「実際にそういう出来事があったとわかる人」の方がオススメです。とはいえ、入門編としては最適の一冊。
ちなみに、私が思う『引き寄せの法則』を理解している人は、『トップをねらえ2!』1話の冒頭モノローグが感覚として「わかる」人だと思います。

もし神様にも願い事があるとしたら、それは何に願えばいいのだろう。
願いを胸に、夜ごと星空を仰ぎ見ても、流れ星はいつ落ちてくるか判らない。
だから、流れ星に願い事をすれば叶うっていうのは、つまり、叶わない、って事でしょう?
けれど、私の願いはきっと叶う。
だって私は、だって私は、この流れ星を待っていたのだから。
トップをねらえ2!』1話

この最後、一見論理として繋がっていないように見えるのですが、『引き寄せの法則』として読み解くと、わかりやすくて、「疑いを抱いていない」んですね。
このモノローグを発しているキャラクターは、「流れ星が落ちてくる」ことを、いずれ起こるものとして「受け入れている」。だから、「私の願いはきっと叶う」と断言できる。こういうのが、自分の実体験も含めて、ピンとくると『引き寄せの法則』は理解しやすいのではないかなと思います。


というわけで、初級編自己啓発書6選を挙げてみました。
読みやすくて、わかりやすいものとは言えど、かなり濃い本ばかりです。少しずつ読んでいくのがオススメ。というか、何度でも読み直したい本ですね。実際、私も読み直して、新しく発見することが多かったです。次回、中級編は、「引き寄せの法則」とか、「無意識の強さ」みたいなものは理解したけど、実際の「思考方法」ってどういうものなの?という人へ向けての記事になると思います。ではでは。